徳島県は、観光客の荷物を徳島駅で預かり、宿泊施設まで届ける「手ぶら観光サービス」を始めた。4月からJRグループと四国4県などが展開する観光事業「四国デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせた企画で、期間は来年3月末までの1年間。
荷物は午前6時から正午までホテルクレメント徳島の1階フロントで受け付け、当日午後9時までに宅配業者が宿泊施設に配送する。価格は荷物1個(25キロ以下)に付き500円。県が配送費を一部負担し、通常より価格を抑えた。ただ宿泊施設は県指定の県内37施設に限る。
県観光政策課の担当者は「重い荷物を持ち歩かず、気軽に旅行が楽しめる。一カ所でも多くの観光地を訪れて」と話している。
四国DCは4月から3カ月間、JRグループなどが体験型イベントや特別企画展といった各種観光事業を展開する。