自身の戦争体験について語る岡田さん=兵庫県三木市

日本の戦闘機「紫電」(たつえ歴史教室提供)

 太平洋戦争で使われた日本の戦闘機「紫電」の元パイロット、岡田良さん(93)=兵庫県三木市=の講演会が27日、小松島市立江町のふれあいセンター立江で開かれる。

 岡田さんは16歳で岩国海軍航空隊に入隊。紫電に乗ってフィリピンの米軍施設を攻撃したり、九州や関東での防衛戦に加わったりした。終戦までに米軍戦闘機を6機撃墜させたという。「相手を殺さなければ自分がやられる。日本のために戦っていると心に言い聞かせた」と振り返る。

 1945年に紫電の特攻隊がフィリピンで編成された際は、同じ部隊にいた20歳前後の若者を何人も見送った。岩国海軍航空隊の同期45人のうち、生きて終戦を迎えたのは岡田さんを含めて4人だけだった。

 講演は「戦後74年の記憶」と題し、これらの経験について語る。「自分の体験を伝えることが、死んでいった仲間の供養にもなる。たくさんの人に聞いてほしい」と話す。

 戦争経験者の講演会を開いている立江町の住民団体「たつえ歴史教室」が企画。資料代として100円必要。問い合わせは歴史教室の廣田和三さん<電090(8974)2053>。