表敬訪問で決意を語る髙井さん=三好市役所

 4月22日に英ロンドンで開かれる障害者マラソンの国際大会「ワールドパラアスレチックスマラソンワールドカップ」に、三好市池田町シマの髙井俊治さん(31)が日本代表として出場する。26日に三好市役所を表敬訪問し、黒川征一市長らの激励を受けた。

 髙井さんの視力は右0・08、左0・09で、軽度の視覚障害があり、眼鏡などで矯正してもほとんど変わらない。

 ワールドカップでは伴走者を付けずに単独で走る「T13クラス」に出場する。昨年8月に札幌市で行われた北海道マラソンの軽度視覚障害者部門を2時間39分19秒で制し、国際パラリンピック委員会(IPC)の招待選手として出場権を獲得した。

 2016年4月に日本ブラインドマラソン協会に登録し、強化選手に指定されてから着実に力を付けており、IPC公認大会の別府大分毎日マラソン(今年2月4日、大分県)では2時間36分44秒のアジア記録を樹立。3月25日のとくしまマラソンで男子総合9位に入るなど調子を上げている。

 市役所を表敬訪問した髙井さんは「パラは年齢に関係なく自分の努力次第で続けていける。自分を高めることに集中し、メダルを獲得したい」と決意を述べた。4月20日にロンドン入りする。