23日、カナダ・オタワで記者会見するトルドー首相(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】カナダのトルドー首相は23日、与党自由党が過半数割れした21日の総選挙後初めて記者会見し、西部の油田地帯から太平洋岸に至る石油パイプラインの建設計画を続行する考えを表明した。トルドー氏が政権運営の協力を求めるとみられる左派の野党、新民主党などは建設に反対しており、難しい交渉となりそうだ。

 AP通信によると、トルドー氏は温暖化対策の重要性を強調する一方、現在は原油を米国に低価格で輸出するしか選択肢がないとして「私たちの資源を米国以外の市場に出すのは優先課題だ」と訴えた。トルドー氏は環境保護と資源開発の板挟みに苦しんでいる。