「いちごクラブ」のメンバーと練習に励む山崎さん(手前)=徳島市の県立障がい者交流プラザ

 先天性四肢機能障害のある阿南市下大野町畑田のパート従業員山崎美代子さん(55)が、パラリンピックの正式競技「ボッチャ」の西日本大会で上位入賞し、12月の全国大会出場を決めた。愛好家団体を設立して仲間と切磋琢磨し、日本一を目指している。

 ボッチャは障害の有無にかかわらず老若男女が楽しめる球技。目標球に向かってボールを投げ合い、距離が近い方に点が入る。

 山崎さんは2011年の全国障害者スポーツ大会で、水泳女子自由形と背泳ぎで金メダルを獲得した。しかし世界のレベルは高く、パラリンピックへの出場はかなわなかった。そうした中、体験イベントでボッチャに出合い、「握力がなくても投げられ、自分にぴったりのスポーツ」と夢中になった。

 17年に知人と県大会に出場して敗退後、腕を磨こうと18年2月に愛好家団体「いちごクラブ」を発足させた。メンバー10人余りと徳島市の障がい者交流プラザで月3回ほど練習に励み、同年11月の県大会で団体優勝を果たした。今年4月に阿南市で発足した「ひまわりクラブ」の代表も務めている。

 山崎さんは個人戦でも実力を発揮。6月にあった西日本大会では参加32人中、上位4人に与えられる全国切符を得た。12月20~22日に愛知県豊田市で開かれる全国大会に向けて、高松市で熟練者から戦術を学ぶなどしている。

 山崎さんは「ボッチャが生きがい。まずは全国3位以内を目標とし、ゆくゆくは日本一になりたい」と話している。

 山崎さんは10月26日に徳島市のイオンモール徳島で開かれるパラスポーツ体験イベントで、午後2時と3時半からのトークショーに出演。ボッチャの魅力を語る。