ベートーベンの「第九」交響曲がアジアで初めて鳴門市で演奏されて2018年で100周年を迎えるのを記念し、日本郵便四国支社(松山市)が鳴門市での第九の歴史を紹介するオリジナルフレーム切手=写真=を作り、7日から四国の郵便局で販売を始めた。
B5判で、82円切手が10枚セットとなっている。シートの上部に「アジア初演『なると第九』100周年」と記し、1994年に鳴門市ドイツ館で行われた第九演奏会の写真を掲載。切手には、第1次世界大戦時に同市大麻町にあった板東俘虜(ふりょ)収容所の松江豊寿(とよひさ)所長(1872~1956年)や、第九を初演したドイツ兵捕虜の「徳島オーケストラ」と合唱団の写真などが印刷されている。
1300円で、千シートを作成。簡易郵便局を除く県内の全郵便局などで扱い、同収容所の開所100周年を迎える9日には市ドイツ館でも販売する。
問い合わせは同支社郵便・物流営業部<電089(936)5257>。