大嘗祭に調進する麁服を収めた唐びつを運ぶ関係者=美馬市木屋平の木屋平総合支所

 皇位継承に伴う重要祭祀「大嘗祭」に調進される麻織物「麁服」が完成し、徳島県内の2カ所で27日、宮内庁へ持参する住民らが出発式を行った。

 美馬市木屋平地区で栽培した大麻から糸を紡ぎ、吉野川市山川町の山崎忌部神社で織り上げた麁服は4反分。皇居・東御苑に建てられた大嘗宮に納める。

 出発式会場の一つ、木屋平総合支所には関係者ら約400人が出席。白装束を着た地元NPO法人あらたえの役員が麁服を収めた唐びつを担ぎ、隊列を組んで出発した。近日中に皇居に運び込む。

 代々調進してきた三木家28代当主の三木信夫さん(83)は「11月14、15日の大嘗祭までに皇室に供納して完遂となる。まだ気が抜けない」と述べた。

 山崎忌部神社でも出発式があり、約300人が見守った。