レビー小体型認知症の家族会発足の準備をする小倉さん(左から2人目)ら=藍住町住吉

 幻視やパーキンソン症状が現れる「レビー小体型認知症」の当事者と家族を支援する組織が、四国で初めて11月17日に発足する。発起人で、レビー小体型認知症の夫を介護する小倉和代さん(55)=鳴門市大津町木津野=らが、1年半前から準備を進めてきた。小倉さんは「ようやく第一歩が踏み出せる。苦しんでいる当事者や家族がいつでもつながれる場にしたい」と話している。17日午後2時から、専門医を交えた第1回交流会を徳島大学病院で開く。

 小倉さんは2013年に夫がレビー小体型認知症と診断され、在宅で4年間介護した経験がある。比較的新しい認知症のため、特有の症状への対処が難しく、同じ悩みを持つ家族らが集まって情報交換できる場をつくろうと、県内の当事者家族や医療関係者らに結成を呼び掛けた。

 「徳島レビー小体型認知症家族会」と名付けた支援組織では、徳島大学病院神経内科の和泉唯信特任講師が顧問医に就き、交流会で症状や治療法を説明したり、対処法をアドバイスしたりする。介護する家族に知識を身に付けてもらい、負担軽減を図る。

 今後は徳島市内にとどまらず、県南や県西地域でも交流会を開く方針。介護の悩みを語り合う家族だけの交流会のほか、医療・介護の関係者を対象にした勉強会を開催する構想も描いている。

 交流会は誰でも参加できる。参加費千円。定員30人。申し込み時に症状や治療に関する質問を受け付ける(11月1日まで)。問い合わせは事務局<電090(6884)7037)。

 レビー小体型認知症 認知症の人の半数を占めるアルツハイマー型に次いで多く、2割以上いるとされる。繰り返し現れる幻視や体の動きが不自由になるパーキンソン症状などが特徴。診断が難しく、うつ病や妄想症と誤診される例も少なくない。病気の進行を緩やかにする薬はあるものの、根本的な治療法は見つかっていない。