実地演習で泡殺鳥機を操作する作業員=神山町の旧鬼籠野小運動場

 県と県畜産協会は29日、高病原性鳥インフルエンザの発生に備えた家畜伝染病防疫演習を神山町の旧鬼籠野小運動場で開いた。畜産団体や市町村の関係者約150人が参加し、県が防疫体制の強化で3月に導入した「泡殺鳥機」を使った殺処分作業などを確認した。

 3万羽を飼育する神山町の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したとの想定で実施。机上演習では、通報を受けてから殺処分に至るまでの手順を県の担当者らが説明した。泡殺鳥機は発生させた泡で鶏を包み、酸素欠乏で死なせる仕組みであることも紹介した。

 実地演習では、防護服を着た作業員が鶏舎に見立てたテントで泡殺鳥機を操作した。死んだ鶏を容器に入れ、トラックで運搬する流れも確認した。

 県家畜防疫対策担当室長の岸本雅人さんは「インフルエンザに感染させないことも重要。鶏舎の消毒や野鳥対策などを徹底してほしい」と話した。