大阪の会社へ譲渡されることになった観光クルーズ船「エムズ・ハピネス」=徳島県庁前のケンチョピア

 浜田造船所(徳島市津田本町)が所有する観光クルーズ船「エムズ・ハピネス」が11月下旬、大阪の会社に譲渡される。会社の人的資源を本業の造船に集中させるためで、譲渡後は訪日外国人旅行者の多い大阪・堂島川や道頓堀川などでクルーズに使われるという。

 造船関連の受注が順調なことと、外国人旅行者の増加を見越した複数の会社から度重なる譲渡要請があり、決断した。エムズ・ハピネスの購入先だった京阪グループの大阪水上バス(大阪市)が買い戻すことになった。

 エムズ・ハピネスは1983年建造で67人乗り(乗務員含む)の19トン。2007年に取得し、自社で改装・整備。翌年からチャーターの観光船として活用してきた。同社によると、少なくとも5万人以上が利用したという。

 チャーターのほか、地域貢献として、幼稚園児や高齢者施設の入居者らを招いたり、10年の横綱白鵬関の結婚祝賀パレードや、13年の徳島ヴォルティスのJ1昇格を祝う水上パレードなどでも使用されたりした。

 浜田健造社長は「12年間、徳島の皆さまにかわいがっていただいた。別れるのは寂しいが、大阪でも活躍してくれると思う」と話している。

 営業は11月24日まで行う。ひょうたん島1周コース(90分)の料金は8万円(税別)。問い合わせは同社ハピネスクルーズ部<電088(663)0353>。