VRを体験する生徒=美波町の日和佐中

 美波町の日和佐中の3年生24人が30日、仮想現実映像(VR)を使って認知症の症状を疑似体験した。認知症の人の症状や陥りやすい状況を理解し、災害発生時に必要な配慮を学ぶ目的で実施した。

 生徒はゴーグル型の機器とヘッドホンを装着し、▽自分がどこにいるのか分からない▽存在しないものが見える―などといった認知症の症状を学んだ。

 機器からは車から降りる際にビルの屋上にいるように感じる映像のほか、出されたケーキに虫がいたり、携帯電話の充電コードがヘビに変わったりする幻視の映像などがナレーションと共に流れた。

 映像はサービス付き高齢者住宅を運営するシルバーウッド(千葉県)が患者の話を基に製作し、全国の介護施設や学校などで体験会が開かれている。

 中野綾音さん(14)は「認知症の人が何を考え、どう感じているかを知ることができた」と話した。