多くの客が詰め掛けた新店舗=徳島市南庄町5

 知的障害者と精神障害者が働く「街の中の喫茶店あっぷる」が30日、徳島市南庄町5の新店舗で再オープンした。市内の籠屋町商店街で16年間営業してきた店が老朽化したため9月に閉じ、運営する社会福祉法人ハートランドが新築した。

 敷地面積は約200平方メートルで、座席数は約40。障害者ら約20人が日替わりランチや弁当、スイーツなどの調理・販売を手掛け、接客も担う。ハートランドの運営で同じく9月に閉店したロールケーキ製造・販売店「Apple Sweets工房」も併設され、営業を再開した。

 初日は開店前から近隣住民らが行列をつくり、日替わりランチと弁当の計100食は2時間ほどで完売した。旧店舗の常連客も訪れ、スタッフと会話を交わしていた。

 スタッフの山下千里さん(27)=上板町椎本=は「活動を支えてくれる人がいるおかげで、この日を迎えられた。一生懸命に働いて感謝の気持ちを表したい」と話した。