販売期限が近づいた商品にシールを貼る濱野店長=徳島市のセブン―イレブン徳島東大工町店

 コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパン(東京)は30日、販売期限の近づいた食品の購入者に5%のポイントを還元する実証実験を、徳島県など四国4県と北海道の全店舗で始めた。実質的な値引きにより購入を促す。社会問題化している食品ロスの削減が目的で、12月31日まで実施して効果を検証し、来年春の全国への拡大を目指す。

 県内の84店舗を含む四国の351店舗と北海道の1010店舗の計1361店舗(9月末時点)で行う。

 四国では、おにぎりや弁当などの「米飯類」、サンドイッチなどの「調理パン類」、スパゲティなどの「麺類その他類」の計約150品目が対象で、販売期限の3時間前から商品に「5%付与」などと書いたバーコード付きシールを貼る。電子マネー「nanaco(ナナコ)」で購入すると、税抜き価格の5%分のポイントを付与する。

 この日、徳島東大工町店(徳島市東大工町2)では、濱野寿子店長(52)が対象商品にシールを貼って実験を開始。濱野店長は「もったいないので、廃棄する商品が減ってほしい」と話した。

 同社の古屋一樹会長は「徳島はエシカル(倫理的)消費に関心が高い。一緒に取り組むなら徳島がいいと思い、四国での実施を決めた。社会問題となっている食品ロスに真剣に取り組んでいく」と話した。

 同社が約2千店舗を対象とした調査では1店舗当たり1日平均約9キログラムの食品が廃棄されている。