徳島市観光協会の臨時総会が27日、徳島市南出来島町2のホテルサンシャイン徳島アネックスであり、今夏の阿波踊り運営など2018年度事業計画を決めた。
会員約40人が出席。近藤宏章会長が同市の阿波踊りに4億円余りの累積赤字が生じている問題の経緯について説明した。その上で、阿波踊り事業として▽例年通り8月12~15日の4日間行う▽家族やシニア向けなどの割引入場券を導入する▽経費見直しで健全化を図る―などとする計画案を承認した。同事業特別会計は、無料演舞場の縮小や廃止を想定した予算案を組んだ。
総会終了後の記者会で近藤会長は、阿波おどり会館の指定管理契約終了に伴う4月以降の運営について「観光協会(事務所)の移転先が決まるまで、私が経営する会社内に事務所を置いてもらう。あくまで一時的なことで、今後については県との相談、指導を受けながら決めていく」と述べた。