剝製になった「あさ」(手前)。奥は旧館時代から所蔵している剝製=徳島市の県立博物館

 2017年3月に鳴門市大麻町で生まれ、18年2月に死んだコウノトリの雌「あさ」が剝製になった。徳島県立博物館(徳島市)の特別展「とくしまタイムトラベル 過去・現在・未来」で展示されている。11月10日まで。

 剝製は高さ126センチ。鳴門市で初めて巣立ったコウノトリの記録を後世に残そうと、博物館が京都市の専門業者に依頼して作った。骨格標本も製作しており、事業費は計約36万円。

 あさは17年に「なる」「蓮」と共に生まれ、同年6月、最初に巣立った。巣立ちは1971年に国内の野生種が絶滅して以降、兵庫県豊岡市とその周辺以外で初めてだった。

 69年に旧ソ連から飛来し、阿南市で保護されたコウノトリ1羽の剝製も並んでいる。

 NPO法人とくしまコウノトリ基金も、2018年11月に県内で死んだ豊岡市生まれの雄を剝製にする計画を進めている。