徳島県と県観光協会は、4月から県東部と県西部をつなぐ「鳴門・祖谷たびタクシー」と、県東部の周遊バス「徳島・鳴門ぐるっとバス」の運行を始めた。より便利で快適な徳島観光を楽しんでもらうのが目的。1300万円の予算を投入し、格安料金に設定した。9月末まで。
タクシーは乗降場所が定められていて、東部が徳島、鳴門両駅前や徳島阿波おどり空港など6カ所、西部が大歩危、祖谷の4カ所。片道2500円(大人、子ども同額)で誰でも利用できる。4日前までの事前予約制で、定員9人。徳バス観光サービス<電088(622)0886>とJTBホームページから予約できる。
バスは徳島駅前や空港、大塚国際美術館など、鳴門と藍住の観光地12カ所を結び、1日4周する。土日祝と8月14、15日のみ運行し、1日乗車券は大人1000円、子ども、障害者500円。徳島バス徳島駅前案内所またはぐるっとバス車内で購入できる。
通常、タクシーで県東部から県西部まで片道2万5000円程度かかるとされ、バスも路線バスを乗り継ぐと鳴門公園―霊山寺間700円など、区間ごとに料金がかさむ。
浸透不足のため、10日時点でタクシー、バスともに1人ずつの乗車しかなく、県などは利用を呼び掛けている。