河野匡部長

 東京五輪のマラソン、競歩の札幌開催が決まった1日、日本陸連長距離・マラソンディレクターとして選手強化を担う大塚製薬陸上部の河野匡部長は「選手が100パーセントの力を出せるようサポートしていくことに変わりはない」と述べ、引き続き本番に向けて準備を進める考えを示した。

 河野氏は、開幕まで300日を切った中での開催地変更に「戸惑っている」としつつ、「どこになろうと五輪のマラソンを行うのは同じ」と強調。「暑い場合だけでなく、どんなコンディションでも選手が全力を出し切れるよう対策を考えてきている」と話し、これまでの準備は無駄にならないとの認識を示した。

 国際陸連が男女のマラソンを同じ日に行う案を検討していることについては「運営面は大変だろう。ただ、9月のMGC(東京五輪代表選考会)で同日開催した経験もあり、選手や強化現場にとって特に影響はない」と指摘。本番まで約9カ月に迫っており「新しいコースが正式に決まった段階で戦略の再構築に取り掛かりたい」と述べた。