徳島地方気象台は28日、徳島市大和町2の敷地内にあるソメイヨシノの標本木が満開になったと発表した。平年より8日、昨年より13日早い。1953年の観測開始以来2位タイの早さとなった。
この日、気象台職員が、標本木の花が8割以上咲いていることを確認した。気象台によると、開花が平年より5日早かった上、ここ数日、気温の高い日が続いたことが要因とみられる。開花から満開までに要した日数も5日と、平年より3日早かった。観測史上最も早い満開は2002年の3月27日。
石井町石井の県農業大学校跡地では約160本のソメイヨシノが咲き誇っている。陽気に誘われた家族連れらが桜の並木道を通り抜け、「きれいだね」と目を細めていた。
気象台の予報では、29日からの1週間は晴れの日が多く、花見日和となりそう。