昨年5月のメジャーデビュー以降、「ヲタクに恋は難しい」「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」といった人気アニメの主題歌を担当して注目を集める女性シンガーhalcaさんが、10月26日に徳島市であったアニメやゲームの祭典「マチ★アソビVol.23」でライブを行った。放送中のTVアニメ「ぼくたちは勉強ができない!」のエンディング主題歌に起用されている4作目シングル「放課後のリバティ」を13日に発売したばかりのhalcaさんが、楽曲の聴き所やデビューから1年経った変化、今後の抱負などを語ってくれた。(全2ページ)

 

 ―徳島の印象は?

 初めて来ましたが、タクシーの運転手さんや喫茶店のお母さん、ラジオのパーソナリティーの方など徳島で出会った皆さんみんな「とても穏やかだな」という印象です。それと、スダチが大好きなのでとても楽しみです。どこかでひとかじりできればと思っています。

 ―スダチのような酸っぱいものが好き?

 酸っぱい食べ物が大好きです。コンビニやスーパーなどでは、スダチとついた商品や、飲食店でもスダチ入りのメニューがあると、ついつい買ったり注文したりします。ワカメも徳島の名産と知りましたが、ワカメも好きなので、よくトッピングしたりします。私の好きなおいしいものがたくさんある県なんですね。

 ―徳島出身でイメージする人は?

 事務所の先輩でもある、豊崎愛生さんが徳島出身だと聞いています。ライブを観させていただいたり、打ち合わせの時などにお話させていただいたりする機会がありますが、私が緊張していても、それを優しく包み込んでくれるような雰囲気の方です。よくお菓子をくれるんです。つながりがある方の生まれ育った場所を訪れると、親近感が湧いたり、うれしくなったりしますね。

 ―歌手を目指したきっかけは?

 すごいシンプルですが、小さい頃から歌うのが好きだったからです。お姫様や魔法使い、ケーキ屋さん、プロゴルファー、漫画家、声優さんなど、やってみたいことやなりたいものはたくさんありましたが、諦めたり飽きたりした夢も多くて。だけど、歌だけはずっと好きでした。車の中やお風呂の中など場所を問わず歌うことはできるし、自分のマイペースな性格にも合ってたんですかね。小学4年生の頃には「歌手になりたい」という気持ちが固まっていました。

 ―オーディションを受け始めたのはその頃から?

 小中学生の時などにちょこちょこと受けていましたが、オーディションに提出するプロフィールを書くのが苦手だったり、写真を撮るのが面倒くさかったりして、あまり受けていませんでした。歌手になりたい気持ちはすごくあったので、たくさん受ければ良かったんですが。

マチ★アソビのライブで歌声を響かせるhalcaさん=10月26日、徳島市のあわぎんホール

 ―ボーカロイドとアニメソングに特化した全国区オーディション「ウタカツ!オーディション」で準グランプリを獲得してデビューのきっかけをつかんだ。

 このオーディションはお母さんが「あんた、歌手になりたいんでしょ!」と、A4の紙3ページ分くらいのオーディションをリストアップしてくれていて、その中に「ウタカツ!オーディション」がありました。アニソンに特化しているオーディションと知り、このオーディションに絞って受けました。

 ―ボカロやアニソンに元々興味があった?

 ケーブルテレビのアニメチャンネルをずっと見ていられるほど、小さい頃からアニメ好きでした。その頃から、アニメソングばかり歌っていて、友達とカラオケに行く時も、みんなが流行りのJ-POPを歌っている中、私だけはアニソンを貫いて歌っていました。

 ―J-POPなどはあまり興味がなかった?

 父の車の中では、長渕剛さんや浜田省吾さんといった父の好きなアーティストの楽曲もよく聴いていました。そこでは私の好きな「きらりん☆レボリューション」の主題歌を歌っていた久住小春さんや、父が私のために初めて買ってくれたYUIさんのCDなどもかかっていて、ジャンルレスでいろいろな楽曲が流れるカオスな空間でした。

 ―そういった環境もhalcaさんの楽曲に影響している?

 アニソンだけでなく、ジャンルが違う歌をたくさん聴けたことは、自分の楽曲にも生きていると思います。私のシングルにはいつも3曲入っていますが、毎回、3曲とも違う雰囲気の楽曲を入れたいんです。ジャンルに縛られず、曲に合わせて歌い方や声質を変えて、その曲の登場人物になりきって歌うといったことは、ジャンルの全く違う色んな曲をその時の車の中で聞いた経験が生かされているのかなと思います。