担架を運ぶ岸本さん(左から2人目)=10月25日、台湾・高雄市(岸本さん提供)

 北島町の板野東部消防組合消防本部第1消防署の岸本崇嗣救助主任(36)=同町江尻=が、ロープを使って救助技術を競う国際大会で、中四国消防署員チームの一員として出場し、優勝した。日本チームが大会を制するのは初めて。

 大会は10月24~26日に台湾で開かれ、カナダやニュージーランドなど9カ国の救助隊や軍隊から27チームが参加した。日本からは4チームが出場。岸本さんは消防署員7人でつくる「Japan West 9PM」に加わった。

 各チームは台湾南部・高雄市の山間部などで、ロープや救助機材を使った11種の競技に臨んだ。崖から滑落した人や、高所作業中に建物から降りられなくなった人の救出を想定。岸本さんは要救助者を担架に引き上げる役割を担当した。

 制限時間を超過するチームが多い中、9PMは1種目を除いて時間内の救出に成功した。ロープの効率的な使い方や要救助者の処置、担架の揺れ具合などが審査され、トップに立った。

 岸本さんは、中四国の若手消防署員らの勉強会から選抜され、4月から練習を始めた。「無駄のない動きができた。結果に満足せず災害現場で技術を生かせるよう、さらに研さんを積みたい」と話している。

 大会は2014年から始まり6回目。2位に兵庫県、3位には青森県のチームが入り、日本勢が上位を独占した。