横石さん(写真奥右から2人目)の前でグループ討論の結果を発表する参加者=台湾新北市

 高齢者福祉をテーマにした台湾新北市での会合「第6回銀浪新創力国際週」に招かれている上勝町の第三セクター・いろどりの横石知二社長(61)は8日、ワークショップに出席し、ビジネスを成功させる秘訣をアドバイスした。

 医療関係者のほか、小中学校の教員やデザイナーら20~60代の約80人が参加した。横石社長は、日本料理のつまもの「彩」事業を始めた当時は周囲から猛反対されたと振り返り「一つでも自信を持てる実績をつくり、認めてもらうことが大切」と強調。ビジネスを考えるのではなく、まずは人の喜びややりがいを想像することから始める重要性を説いた。

 グループ討論では<1>高齢者ビジネスを台湾の地方で行う際のポイント<2>身近なものにどう付加価値を付け、どう売れば成功するか―について議論。「補助金に頼らず、自分たちで地域を変えようとする意識が大切」「台湾は山が多く、谷の湧き水から作ったコメでアイスを作れば、若い人にもコメ作りを知ってもらえる」「高齢者の手作り料理が食べられる仕組みをつくる」などの意見が出た。

 台中市の自営業ベニ・チョウさん(28)は「人や地域の価値を見つけ、ストーリー性を伝える大切さを学んだ」と話していた。