任期満了に伴う阿南市長選と市議補選(欠員3)は10日に投開票される。大勢が判明するのは市長選が午後10時45分ごろ、市議補選が午後11時ごろになる見通し。

 市長選の立候補者は、5選を目指す現職の岩浅嘉仁氏(65)=無所属、日開野町西居内=と、元市議で新人の表原立磨氏(44)=無所属、富岡町あ石=の2人。両候補とも9日は市内全域を選挙カーで巡った。

 市議補選には新人4人と元職1人が立候補している。

 9日までに期日前投票をしたのは1万812人で、有権者の17・53%。前回(14・14%)を3・39ポイント上回った。

 市長選、市議補選ともに投票は10日午前7時から午後8時まで市内46カ所(8カ所は午後7時まで)で。開票は午後9時15分から七見町の市スポーツ総合センターで行う。

 これに先立ち、離島の伊島投票所で9日、繰り上げ投票があった。市長選は当日有権者数145人(男74人、女71人)のうち、77人(男40人、女37人)が投票。投票率は53・10%で前回(56・49%)を3・39ポイント下回った。

 2日時点の有権者数は6万1685人(男2万9651人、女3万2034人)。

最後の舌戦 思い訴え

両候補全力尽くし充実感

 阿南市長選は9日、舌戦の幕が下りた。5選を目指す現職の岩浅嘉仁さん(65)=無所属、日開野町西居内=と、元市議で新人の表原立磨さん(44)=無所属、富岡町あ石=は最終日も各地を駆け巡った。4期16年の岩浅市政への評価や多選の是非を巡って激しい選挙戦を繰り広げた両候補に10日、有権者の審判が下る。

岩浅さん

 早朝に両親の墓参りをして必勝を祈願。選挙カーで市内全域を回り、12カ所で街頭演説した。阿南駅前では「安心安全安定の市政を継続するために、もう一度力をお貸しいただきたい」と声を張り上げ、支持者約70人と市中心部を練り歩いた。

 才見町の事務所に戻ったのは午後7時58分。集まった約200人を前に「市民を信じ、明日の審判を待ちたい」と述べ、深々と頭を下げた。

 スポーツドリンクで喉を潤し「明日が見えない時代だけに、安定した市政に対する大きな期待を感じた」と、表情をほころばせた。

表原さん

 午前8時から選挙カーで市内をくまなく巡り、マイクを握った。「明日の阿南を担うのは若者の力。新しい未来を切り開くため、若者に未来を任せてください」などと訴えた。

 午後7時50分ごろ、宝田町の事務所に戻り、支持者約70人の前でマイク納め。「自分一人では絶対にできなかった選挙。皆さまの思いで一つの輪が出来上がった」と述べ、一人一人と固く握手を交わした。

 コーヒーで一息つくと「市民の思いを肌で感じることができた。心身ともに充実し、気持ちが高まっている」と充実感をにじませた。