20回目を迎えた徳島の春の祭典「はな・はる・フェスタ2017」(実行委、徳島新聞社主催)が15日午前、徳島市の藍場浜公園一帯で華やかに始まった。阿波踊りや徳島の食材にこだわったグルメ販売など、多彩な催しが繰り広げられ、大勢の親子連れらでにぎわっている。16日まで。
藍場浜公園のメインステージでは午前10時から開幕式典があり、海上自衛隊徳島教育航空群の練習機3機などが祝賀飛行。実行委員長の近藤宏章徳島商工会議所名誉会頭が「これでもかと言うくらい、盛りだくさんな内容。徳島の食や伝統文化を体感して」とあいさつした。米田豊彦徳島新聞社社長が開幕を宣言し、紅白の餅投げが行われた。
来場者は早速、阿波藍のファッションショーを楽しんだり、阿波牛やイセエビなどの海産物を使ったグルメを頬張ったりしていた。
午後6時からは東新町アーケードで流し踊り、同8時からは美波町無形文化財「吹筒花火」が行われる。
竹治李里さん(28)=阿南市羽ノ浦町宮倉=は「中学生の時から来ている祭りが続いているのはうれしい。幅広い世代が楽しめる内容なので、あすも来たい」と話した。
フェスタは明石海峡大橋が開通した1998年、夏だけではなく、春の阿波踊りも楽しんでもらい、徳島の魅力を発信しようと始まった。