(左)骨盤矯正を行う前のMicacoさんと(右)現在のスレンダーで若々しい姿

 いつまでも美しく、健康でありたいと願いながらも、30~40代頃から女性たちを襲う様々な体の悩み。ボディライン・アーティストのMicacoさんも、自らの問題に向き合い、解消法を編み出してきた一人だ。産後太りや顔の劣化、さらに更年期や尿漏れに至るまで、彼女はいかにして立ち向かい、世の女性たちを救ってきたのか。「奇跡の52歳」と呼ばれるほどの健康美を誇るMicacoさんに聞いた。

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■専業主婦からボディラインアーティストへ、きっかけは産後太り

 「奇跡の52歳」と呼ばれる、ボディライン・アーティストMicacoさん。17キロもの産後太りの経験から、独自の骨盤矯正メソッド『インスパイリングエクササイズ』を考案し、3万人以上の女性の身体をみてきた。そんなMicacoさんが、骨盤矯正を顔の骨格に応用したメソッドを新たに生み出し、著書『脱・オバサン顔! 1分間毒出し顔トレ』(集英社)を発売した。

――骨盤矯正ダイエットの第一人者としても活躍するMicacoさんですが、それまでは専業主婦だったそうですね。

【Micaco】29歳で結婚してすぐ一人目を生んだので、それからは子育てに追われ、化粧もほとんどしないような、美とはまったく無縁な毎日を送っていました。

――そんなMicacoさんが目覚めたきっかけは?

【Micaco】二人目を生んだあとに、浴室の鏡に映った自分を見て、「体のラインが全部垂れてる!」と衝撃を受け、どうにかしたいと思ったんです。さらに、同タイミングで元旦那からかかとがガサガサなことを指摘され、「やばい、女を忘れてた」と気づかされた。それまでの私は美に関して興味も執着もなかったのですが、一気に目が覚めましたね。

――そのときの衝撃が独自の骨盤矯正メソッドの考案につながると。

【Micaco】出産前の体形に戻そうといろいろ試したのですが、何をやっても戻らなくて。そこで着目したのが骨盤矯正だったんです。出産では骨盤が開いて子どもが生まれるから、骨盤を元に戻せば体形崩れも直せるんじゃないかと単純に思い、実践していったらみるみるうちに体形が元に戻っていったんです。それが40歳の時だったんですけど、いろんな意味で、私にとって人生の大きな転機になりました。

■「顔が垂れてブサイクに!」画面で見た自分に衝撃、劣化防止に乗り出す

――ご自身のみならず、女優さんや主婦など、3万人を超える人たちに成果をもたらしたそうですが、数年後、再び衝撃が走る出来事があったそうで。

【Micaco】そうなんです。NHKの『きれいの魔法』という番組に1年に1回、体形のエクササイズで出演させていただいていたんですが、3年目のときに家でその番組を観ていて、「顔が垂れてブサイクになってる!」と、危機的状況に気づいたんです。そこで、骨盤矯正を顔の骨格に応用させた“毒出し顔トレ(顔劣化防止メソッド)”を新たに考案するに至りました。

――どんなものなんですか?

【Micaco】洗顔などで肌を擦るとシワになる、という話はよく聞きますよね。だからといって一切顔を触らないと、骨のところに毒素が付着して、それが溜まることで顔が垂れてくる現象が起きるんです。なので、まず毒素を取り除いて老廃物の流れをよくするために、完全に骨をとらえて行うこと、それが“毒出し顔トレ”の基本です。一度やり方を覚えれば1分前後で終わる手軽さなので、それも続けられるコツなのかなと思います。

■整形してもいつかは崩れ老化…、一方「ブスと言われた人に逆転のチャンス」も

――今回のメソッドは“自力”で行う形ですが、エステや整形でアンチエイジングをする人も増えていますね。

【Micaco】エステや整形ももちろん有効だと思いますが、いくら整形して手を加えたとしても、何もせずに放っておいたらいつかは崩れていくし、老化するのも当然のこと。でも、毎日少しずつでも自分でお手入れすることで、老化を完全に食い止めることはできなくてもスピードを遅らせることはできる。数年後の結果が目に見えて違ってくるんです。

――著書にも、“何歳からでも顔を自分でデザインすることが可能”とあります。

【Micaco】若い時の可愛さは生まれながらに持ったパーツに左右されると思うんですが、年を重ねると、誰でも劣化して崩れてくる。でも、そこでどれだけ手を加えたかによって、今度は若いときにブスと言われていた人がキレイに変化できる、逆転できるチャンスでもあるんです。やったらやっただけ、必ず変わっていきますから。

――年齢問わず、今からでも遅くはないですか?

【Micaco】はい。まずは自分を客観視すること。現状を知って受け入れる、そこからスタートすることが大事だと思います。

――年齢を重ねると、女性は体調の変化などもあり、美へのモチベーションが下がってしまう場合もあります。

【Micaco】着飾ることは女の人の特権だと思うので、過剰にする必要はないけれど、どんな些細なことでもいいので趣味や目標を作ったりして、女性として楽しむことを大切にしてほしいなと思います。でも、唯一、更年期のときは例外と言いますか…。そんな気にもなれないくらい、毎日つらいという人がたくさんいらっしゃると思うんです。じつは私も昨年、更年期に入ってたんですが、外的な要因がないにも関わらず、朝起きたときにどん底から1日が始まるような状態で。仕事などで徐々に気持ちが上がってくるんですけど、夕方になるとどっぷり疲れて、また朝になるとどん底…という繰り返しで、すごくつらかったんです。でも、どんなに落ちているときでも、顔トレは日常化していたのでずっとやってました。

――その結果が、「奇跡の52歳」と呼ばれるMicacoさんの今に結び付いているわけですね。

【Micaco】更年期にどっぷり入っているとき、老ける人が多いんですよ。私は、顔トレのおかげで落ち込みを最小限にすることができたんです。苦しい間も簡単な顔トレを無心にやっておけば、更年期を抜けたときに「私、そんなに老けていない」って実感できると思います。ずっとキレイなままではいられないかもしれないけど、一定の状態を保っておけば、抜けたときにまた頑張れますから。

――更年期をどう向き合うかで、その先の自分の未来が違ってくると。

【Micaco】私は今年やっとそこから抜けられたのですが、更年期のときは無理をするのではなく、それこそ現状を受け止めて、いつか抜けるときがくることを目標にじっくり自分の体と向き合う時間にしてほしいと思います。

■「尿漏れ」への意識に男女差も、「きちんと対処すれば改善できる」

――また、その頃の女性は“尿漏れ”のような体の諸問題も出てくる時期。最近ではそういった悩みも比較的オープンになってきた気がしますが。

【Micaco】「骨盤矯正のレッスンを受けて、尿漏れが治った」と、治ったからこそ事後報告をしてくれる生徒さんが多くて。骨盤を動かすことによって筋肉が鍛えられるので、尿漏れに効果があったんですね。それを知ったので、今から7、8年前に尿漏れに関する本を出したんですが、そのときはまだ早すぎたのか、あまり売れませんでした(笑)。でも、最近では尿漏れパッドのCMが流れたり、カミングアウトする人も増えてきましたよね。

――良い傾向ですね。

【Micaco】ただ、男性はいまだに尿漏れに対してあまりいい印象を抱いていないようなんです。私は尿漏れ用のショーツも監修しているんですが、男性のプロデューサーは「女性はキレイなままでいてほしい」という意識が強いみたい(笑)。でも、女性や若い男性は「悩んでいる人がいるならぜひやろう」と言ってくれるようになりました。そうやって、恥ずかしいことではなく、きちんと対処すれば改善できるというように時代が変わり、意識も変わってきたのかなと感じてますね。

――最後に、美や健康問題と向き合う女性たちへ向けてメッセージをお願いします。

【Micaco】努力したぶんだけ変化は訪れますし、体は絶対に応えてくれます。でも、あまり努力努力と言うとプレッシャーになってしまうので、「私はこういう風にキレイに変わるんだ」って楽しむことを目標にしてほしいと思います。世の中、次から次へと目新しいものが出てくきますが、「自分にはこれ!」と思ったら、とりあえず継続するのが変化を起こすポイント。あとは、自分をよく知ること。自分を知らないと、変化が起きたことにも気づけないんです。

――目標をあまりに高く設定しすぎないことも大事ですよね。

【Micaco】目標を掲げることは悪くはないと思うんですけど、かといって、いきなり米倉涼子さんにはなれないので(笑)。そういった意味でも、つねに自分を見てじっくり観察しながら、諦めずに頑張ってほしいと思います。

(文:星野彩乃)


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