デジタル技術で地域課題を解決する手法について語る鷹觜氏=徳島市の徳島グランヴィリオホテル

 徳島県内の広告関係者らでつくる徳島広告協会(102社)と徳島新聞アド・クラブ(19社)の合同講演会が12日、徳島市の徳島グランヴィリオホテルであった。博報堂(東京)クリエイティブディレクターで、東日本大震災の被災地を支援するプロジェクト「浜のミサンガ」を企画した鷹觜愛郎氏(56)が、デジタル技術で地域課題を解決する手法について語り、会員ら約90人が耳を傾けた。

 鷹觜氏は、被災地の女性が漁網で編んだミサンガをネット販売するプロジェクトを立ち上げ、商品や生産者らの「物語」を紹介する動画配信などの工夫により、1億8千万円を売り上げた事例などを紹介。「人の感情を揺さぶる強いコンテンツで自分のメディアへ引き込む動機をつくり、シェアされやすい言葉やビジュアルで出口まで設計した方がいい」と説いた。

 従来の広告モデルに加え、デジタル技術を駆使して地域の宝を他地域へ広めていくビジネスモデルにも触れ、「広告会社は地域発のデジタル商社になっていかなければならない」などと話した。