徳島県東みよし町中庄の整形外科病院で治療した右手小指に障害が残ったのは手術ミスが原因として、つるぎ町の美容師の50代男性が病院を運営する医療法人を相手取り、逸失利益や慰謝料など約3323万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした。

 訴状によると、男性は2014年11月、右手小指を痛めて受診したところ、骨折と診断されてギプスを装着。12月に再受診した際、診察した医師が不在だったため、院長が診察して「手術をしなければ治らない」などと手術を勧めた。

 翌日、骨折部位を鋼線で固定する手術を受け、院長が鋼線を何度も差し込み直すなど不手際が重なった。術後に指先から鋼線が飛び出し、指にしびれが残ったほか、関節が曲がらなくなったとしている。

 男性は「鋼線を数カ所から複数回差し込むなどのミスで障害が残った。右手小指は美容師の手技に必要で、労働能力が大幅に減退した」と主張している。

 病院側は「責任者不在のため回答できない」としている。