披露目された記念石碑=海陽町平井の轟神社

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会エンブレムを手掛けた美術家野老朝雄さん(50)=東京都=が海陽町平井の轟神社の文様を制作したことを記念した石碑が神社境内に建立され、10日に行われた秋祭りで見物客らに披露された。

 石碑は県産の青石製で、高さ120センチ、幅30センチ、奥行き11センチ。野老さんがデザインした神社の文様が下部に配され、梅枝紘一宮司(79)の書による神社名が刻まれている。

 神社総代を務める永原レキさん(37)=同町宍喰浦、藍染スタジオ経営=が野老さんと親交があったことから、文様の制作につながった。石碑のほかに文様入りのTシャツやお守りも製作。今年の秋祭りでは、みこしの担ぎ手たちが身に着ける白装束も背中や襟元に文様を入れて新調した。

 石碑の建立や白装束の新調にはクラウドファンディング(CF)で集まった約120万円の一部を活用した。同じく総代を務める岩本健輔さん(36)=同町大里、会社員=が神社運営の厳しさを知り、野老さんデザインの文様入りの返礼品を贈るCFを提案した。

 岩本さんは「個人が資材を投じなくても祭りを継続していける仕組みが必要。目標額を達成できてほっとした」と話した。

 今後も祭りの時期などにCFを行うほか、文様入りの新製品の製作も予定している。