写真を拡大 中華そば 王将のチャーシューメン大
 

オープン:1978年
店主:寺山進さん
住所:徳島県吉野川市鴨島町喜来323-183
TEL:0883-24-7762 
営業時間:11:00~20:00(売り切れ次第終了)
定休日:木曜
駐車場:15台
席数:24(テーブル16席、カウンター8席)
子ども用の補助いす:なし
禁煙・喫煙別:喫煙
箸の種類:割り箸
備え付けアメニティー:つまようじ
漫画の冊数と主なタイトル:約1000冊(北斗の拳、幽遊白書、魁!!男塾、タッチ、名探偵コナン、金田一少年の事件簿、陰陽師、鬼平犯科帳など)

写真を拡大 中華そば 王将のギョーザ(写真は3人前)
 

ラーメンの区分:黄系
スープの主な素材:豚骨、しょうゆ
麺:中細ストレート
主な具材:チャーシュー、メンマ、モヤシ、ネギ
備え付け調味料:コショウ
持ち帰りの可否:可

 [主なメニュー]
 中華そば 小:600円 / 大:700円
 チャーシューメン 小:750円 / 大:800円
 シナチクそば 700円 / 大:750円
 もやしそば 小700円 / 大:750円
 焼めし 小500円 / 大:700円
 ギョーザ 300円
 めし 小150円 / 大:200円

【メモ】
 「黄系」と呼ばれる徳島ラーメンの中でも特に濃厚でインパクト絶大のスープと分厚いチャーシューで、県内トップクラスの人気を誇る創業41年のしにせ。県都・徳島市から西へ車や電車で約40分という立地にありながら、県内外から多くのラーメンファンが集い客足が終日途絶えない人気店。女将秘伝のギョーザはニンニクがガツンと利いたあんと揚げるように焼かれたパリパリの皮で「徳島ナンバーワン」に推す声もあるラーメンと並ぶ人気メニューだ。

【アナザーメモ】
 今年68歳を迎えた寺山進さんが「中華そば 王将」を開いたのは27歳の頃。「現金商売で、初期投資が少なかったから」という理由だった。独自に研究を重ねて開発したスープは、豚骨を丸1日じっくりと炊き上げてうま味を引き出し、特製のしょうゆだれなどを合わせた濃いめの味付け。店の代名詞とも言えるチャーシューメンに分厚い豚ウデ肉のチャーシューを麺が見えないほどっぷりとのせる理由は「肉が好きな人に喜んでもらいたいけんな」と明快だ。

 創業当時から製法はほとんど変えていないが、当初は毎日同じように仕込んでも味に波があり「よくスープを捨てよったんよ」と振り返る。店の周囲が現在ほど開けていなかったこともあってか、10年ほどは客足が定まらず、経営の傍らアルバイトをして生計を立てていた時期もあったという。しかし、そうした我慢の時期を夫婦二人三脚で乗り越えるうちに、こだわり続けた唯一無二のスープの味わいは着実にファンを増やし、口コミで評判が広がっていく。

 その頃、うわさを聞きつけた地元タウン誌の取材を受けたのをきっかけに客足が増加。働く男性が中心だった客層も、若い男女を含む幅広い年齢層へと広がる。店の評判は次第に県外にも伝わり、2009年3月に始まった「高速道路休日1000円乗り放題」の影響などで全国各地からの訪問客も増えていった。現在では開店前から店の前に行列ができ、閉店まで客足が途絶えない日も多く、寺山さんは「おいしいと言ってもらえるのが何よりうれしい」と笑顔を見せる。

 現在は長男、長女も店に立つようになり、親子4人で切り盛りしている。「不器用で人をよう使わんけん、店員を増やして規模を拡大できんのよ」と笑う言葉の裏には、自分の目の行き届く範囲でお客さんに納得のいく一杯を届けたいという職人としての強い矜持(きょうじ)がのぞく。「納得したらそこで終わり。向上心を大切にしたい」と語り、現在でも素材や製法をより良いものにできないか研究し続けているという姿勢にも、確かなプロ意識がにじんでいた。