通算14アンダーで3週連続優勝を決め、喜ぶ鈴木愛=千葉県グレートアイランドC

 女子ゴルフの伊藤園レディース最終日は17日、千葉県グレートアイランド倶楽部(6741ヤード、パー72)で行われ、トップと1打差の3位からスタートした東みよし町出身の鈴木愛(25)が逆転で3週連続優勝を果たした。女子ツアーの3週連続Vは2007年の全美貞(韓国)以来、史上2人目の快挙。

 ツアー史上2位タイのシーズン7勝目で、通算16勝。賞金1800万円を加え、今季獲得額を約1億4420万円に伸ばした。この結果、2季ぶり2度目の賞金女王に向け、申ジエ(韓国)を抜いて賞金ランキング首位に立った。

 6600人余りの観衆が見守った最終日、鈴木は5バーディー、ボギーなしの67でラウンド。最終18番で約2・5メートルのバーディーパットを沈め、通算14アンダーの202とし、2位の大山志保を1打差で振り切った。首位スタートの申ジエは通算10アンダーの8位。

 鈴木は2週前の樋口久子・三菱電機レディース、先週のTOTOジャパンクラシックで完全優勝を飾り、日米両ツアーを兼ねたTOTOジャパンでは米ツアー初制覇を果たした。

勝負どころ パットで本領

 最後は4メートルのバーディーパットをねじ込んだ。通算13アンダーで並んでいた大山を振り切った鈴木愛が、日本選手としては初の3週連続優勝を達成した。

 最後の場面を含め、勝負の鍵となったのは得意のパットだった。バンカーにつかまった4番で3メートルを残したが、これを入れてパーを拾う。7番、11番ではともに4~5メートルのチャンスを生かすなど、パット数26と本領発揮。「3週連続優勝はできるとは思っていなかった」と言うものの、強さを見せつける逆転優勝だ。

 3連勝の皮切りとなった2週前の大会では、申ジエを1打差でかわした。この時点で今季の獲得賞金額はまだ約3千万円の差があったが、一気に逆転。約775万円のリードを奪い、狙いを定める2季ぶりの女王へ前進した。

 残り2戦も高額賞金大会で、決着は最終戦までもつれることが確実。「まだほとんど差がないぐらい。この3連勝を忘れて、油断しないでいきたい」と気を引き締めてゴールを目指す。

●鈴木愛 一問一答

 ―3週連続の偉業。
 前週が(調子の)ピークだった気がする。3週目となると、それほどショットの調子が続かないので、無理かなと諦めていた。でも(史上)2人目になれて本当にうれしい。

 ―18番のバーディーで決めた。
 大山さんは好調なので、プレーオフになったらやられるだろうと思っていた。先に決めておきたかった。

 ―シーズン7勝目。
 「まさか、こんなに勝てるとは。イ・ボミさんが達成するのを見ていて、うますぎると思っていた。自分はラッキーがたくさんあったと思う。
 

 ―賞金はトップに。
 ここで勝てて自信になった。(申ジエを)追い抜いてほっとした部分はあるが、巻き返してくる実力がある。残り2試合、油断しないで(どちらも)トップ10を目指したい。