半田そうめん料理の専門店「阿波や壱兆」が18日、東京・銀座に銀座店をオープンした。季節の食材を生かしたバラエティーに富む創作そうめんをはじめ、フィッシュカツなどの一品料理を提供する。のれん分けの3店舗を含め都内5店舗となった。
店舗は銀座7丁目の路地裏にあり、6坪ほどの広さにカウンター8席を構える。2階はそうめん以外の調理にも対応できる厨房として整備した。今後は阿波牛や阿波尾鶏など、県産品を使った料理を銀座エリアの飲食店に届けるデリバリー事業も始める計画。
営業時間は当面、午前11時から午後11時まで(午後3~5時は休憩)とし、営業状況に応じて変更する。店主の田中嘉織さん=海陽町出身=は「銀座という土地に合った店の形を模索していきたい」としている。
「阿波や壱兆」は田中さんが古里の味を伝えたいと2009年、東京都中野区のJR東中野駅前に開業した。