10月に三好市など吉野川上流で開かれる競技ラフティング世界選手権を前に、地元の女子高校生でつくるチームの出場に黄信号がともっている。1チーム6人が必要だが、集まっているのは4人。4月中にそろわなければ断念せざるを得ない状況で、チームは新メンバー探しに躍起だ。
19歳以下のユースチーム結成は三好市を拠点に活動する女子ラフティングチーム「リバーフェイス」のメンバーが呼び掛けた。昨年夏に高校を回って説明会を開くなどし、昨年7月に高校生の男子4人、女子2人でチーム「TRAKT(トラクト)」が発足。今は男子7人、女子4人で活動している。
リバーフェイス元メンバー竹村碧(みどり)さん(35)=同市山城町政友、ラフティングガイド=の指導で週末に吉野川で練習を重ねている。男子は既に試合に出場しているが、女子は試合経験がない。
世界選手権ユース部門(19歳以下)に出場するには5月20、21両日に吉野川で開かれる選考会に出て完走しなければならないが、応募締め切りが4月末に迫っている。
4人は中学・高校にチラシを配ったりフェイスブックで勧誘したりしているが、苦戦している。キャプテンの池田高3年土井歩(あゆみ)さん(17)は「世界と戦える機会はめったにない。ぜひ仲間に」と呼び掛けている。
応募条件は、今年12月末時点で15歳以上19歳以下であること。練習は毎週土曜午後と日曜に同市山城町のラフティング会社などで行う。保険料や会費の負担はない。問い合わせは竹村監督<電090(2824)2548>。