サッカー・J2はいよいよ、24日に今シーズンの最終節を迎える。現在5位の徳島ヴォルティスはホームのポカリスエットスタジアムで山口と対戦。J1昇格プレーオフには負けられない一戦になる。もう一つ注目したいのが観客数。J2での最多記録にどこまで迫れるか、あるいは超えられるか。多くの人がスタジアムで声援を送り、選手たちを後押ししたい。

観客最多記録のガンバ大阪戦=2014年12月

 10日にホームであつた横浜FC戦には、1万526人が詰め掛けた。サポーターの多いJ1シーズン(2014年)を除いては、2011年11月の鳥栖戦(1万1916人)以来の1万人超えとなった。この鳥栖戦はホームの最終戦で、勝てばJ1に大きく前進する一戦だった。次節のシーズン最終戦にも敗れ、この年はJ1昇格を逃した。

約1万2000人が詰め掛けた鳥栖戦=2011年11月

 J1シーズンは、有名クラブとの対戦で関心が高まった上、アウェーサポーターが多いこともあり、1万人超えは6試合を数えた。最終戦のガンバ大阪戦は1万7274人。ガンバの優勝が決まる試合とあって大阪から大勢のガンバサポーターが押し寄せた。これはクラブのホーム観客最多記録になっている。

J2時代の観客最多記録の愛媛戦=2009年8月

 J2時代のホーム観客最多記録は、2009年8月の愛媛戦で、1万3473人だ。11月10日の横浜FC戦とは、約3000人差。この記録を上回るには、さらなる上積みが必要になる。ふだん関心のない人や、これまで一度も観戦したことのない人に、いかに訪れてもらうかだろう。

 ポカスタのスタンドでは、観客の幅の広さに驚かされる。若い世代はもちろん、中高年や幼い子どもを連れた家族も多い。青空に映えた芝生の美しさ、スリリングな試合展開、歓声とどよめきの一体感、必死のプレーからもらう勇気、歓喜と感動…。スタジアムだからこそ体感できる素晴らしさがある。

 勝負の世界ゆえ、いつも期待通りの展開にはならない。今回は、6年ぶりに巡ってきたプレーオフ進出のチャンスであり、久々の大一番である。

 24日の天気予報はくもり、気温は平年を上回る見込み。駐車場に限りがあるため、早めの到着か、公共交通機関の利用を勧めたい。どんなドラマが生まれるのか、どんな歴史が刻まれるのか、その答えの瞬間は、スタジアムにある。(卓)