古城さん左の指導を受け土上げを体験する参加者‖つるぎ町一宇

 つるぎ町の猿飼、剪宇両集落で、「にし阿波世界農業遺産体感ツアー」(徳島剣山世界農業遺産推進協議会主催)があり、県内外の14人が農作業などを体験した。

 剪宇集落では、住民の古城幸男さん(81)が傾斜地特有の農具「サラエ」や「ササバ」などを紹介。参加者は標高約600メートルの傾斜畑で古城さんから指導を受けながら、雨などで流れた土を戻す「土上げ」を行った。猿飼集落では、郷土料理のそば米雑炊を試食した。

 高松市から参加した無職尾中裕一さん(65)は「そば米は歯応えのあるおかゆのようでおいしかった。傾斜畑の農作業は貴重な経験で、参加して良かった」と話した。

 世界農業遺産に認定された「にし阿波の傾斜地農耕システム」を知ってもらおうと開いた。24日には、東みよし町の法市地区で同様のツアーを催す。