価値の低い土地を高く買わせる「原野商法」の被害者に土地の買い取りを持ち掛け、手数料などの名目で現金計240万円をだまし取ったとして、徳島、岩手、群馬3県警の合同捜査本部は20日、詐欺の疑いで栃木県佐野市の会社役員(36)ら男10人を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、共謀して2018年1月下旬~8月上旬ごろ、徳島市の男性(81)と福岡市の男性(92)、静岡県藤枝市の男性(87)の自宅を訪れ、「土地を高く買い取れる。手数料が必要だ」などとうそをつき、3人から30万~150万円を詐取したとしている。

 徳島県警生活環境課によると、徳島市の男性は18年7月下旬、自宅を訪れた東京都中央区、無職の容疑者(48)ら2人に「(約40年前に購入した)北海道の土地を高値で買い取る。別の土地を購入すれば必ず売れる」などとうその話を持ち掛けられ、購入代金の一部として計150万円をだまし取られた。

 捜査本部は10月、同様の手口で計2670万円をだまし取ったとして10人を逮捕。被害は全国で200人以上、少なくとも6億円に上るとみられる。県内では板野郡の80代男性も2百数十万円の被害に遭っている。