流通大手のイオンが手掛ける大型ショッピングセンター「イオンモール徳島」(徳島市南末広町)のグランドオープン(全面開業)が27日に迫り、周辺地域では大規模な交通渋滞の発生が懸念されている。イオンモールがシャトルバスや臨時駐車場を用意するほか、県警や市なども対策を講じるが、店舗から約2キロ離れた国道11号や国道55号にまで渋滞の影響が及ぶとの見方が出ている。

 イオンモールへの主なアクセス道路は、市南部から末広大橋、北部から阿波しらさぎ大橋、西部から福島橋などを通るルートに限られている。店のメインの出入り口がある新町川沿いの港湾道路(片側1車線)に車の流れが集中するとみられ、県警交通規制課は「周辺道路に1~2キロの渋滞が発生したフジグラン北島(北島町)の2001年のオープン当初のようになる可能性もある」と分析する。

 イオンは開業当初の渋滞対策として、敷地内や近くの徳島東工業高校跡地に計3100台分の駐車場を設けるほか、満車の場合に備えて、数百台分の臨時駐車場を沖洲マリンターミナルに確保している。ゴールデンウイークが終了する5月7日までは徳島駅前から複数台の無料シャトルバスを運行する。

 また、国道55号の大野交差点(徳島市八万町大野)や国道11号の川内町大松交差点(同市川内町大松)などの主要道路に警備員を配置する。警備員は空いている駐車場にドライバーを誘導する案内看板を示すなどして、通行量の調整を図る。

 県警は、信号機の点灯周期をリアルタイムで調整したり、ヘリコプターで渋滞情報を収集したりする。緊急車両の通行への影響を回避するために徳島東署がパトロールを強化し、イオンモール内に設ける「警察官立ち寄り所」も活用して警戒に当たる。

 市は5月8日以降に市バス南海フェリー線でイオン経由便(平日5便)を新設し利用を促す。土日祝日には徳島駅とイオンを結ぶシャトルバスを1日21往復させる。

 イオンモール広報部(千葉市)は「県警など関係機関と連携して渋滞対策を行い、地域の皆さまにできるだけ迷惑を掛けないようにしたい」としている。

 交通渋滞情報の問い合わせは、日本道路交通情報センターの携帯電話専用短縮ダイヤル<#8011>で受け付けている。