働き方や地域経済について意見を交わす指出さん(左)と崔さん=徳島大

 徳島を元気にする人材を発掘、支援する事業プランコンテスト「とくしま創生アワード」の2017年度キックオフセミナーが22日、徳島市の徳島大常三島キャンパスけやきホールであった。地方の仕事や暮らしに焦点を当てた特集を掲載している月刊誌「ソトコト」の指出一正編集長と、エコノミストの崔真淑さんが「ぼくらは地方で幸せを見つけられるか?」をテーマに意見を交わし、学生や自営業者ら約100人が耳を傾けた。

 指出さんは「物を買う時代から関係性を買う時代に移行した」と指摘。岩手県遠野市や岡山県西粟倉村などで移住者、地元の若者らが地域の資源を生かして起業し、地域内での新たな経済循環が生まれつつある事例を紹介した。その上で「東京対地方ではなく、これからは地域+地域、地域×地域のような経済圏が広がっていくだろう」と述べた。

 崔さんは「大企業中心の東京型の経済論理や価値観に絡め取られない地域の方が、イノベーション(革新)を起こせる可能性が高い」と話した。

 アワードは、徳島新聞社など県内の産学官7団体でつくる実行委が主催。本年度の募集概要は5月、徳島新聞紙面や公式ホームページでの発表を予定している。