台風15号による被害で屋根が損傷し、ブルーシートが掛けられた多数の住宅=9月15日、千葉県鋸南町

 停電の長期化で千葉県に大きな被害をもたらした9月の台風15号を巡り、初動の遅れや市町村との連携不足が指摘されている県の対応を検証する有識者会議の初会合が22日、県庁で開かれた。県の災害対策本部設置が県内の多くの市町村より1日遅れたことについて、有識者からは「危機感がなかったのではないか」などと批判や質問が相次いだ。

 会議は、気象や災害対応を専門とする大学教授ら7人で構成。県庁内のプロジェクトチームが職員への聞き取りなどを基にまとめた対応状況や評価を報告し、災対本部設置に伴う職員への配備指令が適切に伝達されていなかったことなどを明らかにした。