弧状につるされた干し柿=つるぎ町半田長野

 つるぎ町で特産の干し柿作りが最盛期を迎えている。生産者の庭や軒先につるされたオレンジ色の実が里山を彩り、冬の訪れを告げている。

 同町半田の長野集落に住む田村兼雄さん(81)と愛子さん(80)夫妻は、11月中旬から渋柿「一宇大和柿」を収穫。皮をむいて水洗いし、自宅庭先の干し場(幅約11メートル、奥行き約1・5メートル)に約4700個をつるした。長さ約1・8メートルのビニールひもに30個ずつ実を結び、実が触れ合わないよう弧状に並べている。

 剣山系の白滝山(1526メートル)から吹き下ろす寒風にさらし、12月中旬にはべっ甲色をした立派な干し柿に仕上がる。田村さん夫妻は「寒くなって乾燥しやすく、雨も降らないのでカビの心配が少ない。良質な干し柿が期待できる」と話している。