
記事を切り抜き、壁新聞を作る新入職員=徳島市国府町の健祥会本部
高齢者福祉施設などを運営する健祥会グループの新入職員研修が29日、徳島市国府町のグループ本部であり、4月から各施設に配属される介護福祉士ら35人がビジネスへの新聞活用法を学んだ。
講師を務めた徳島新聞社の井上雅史NIE推進室長は、地域情報が詳しく載っている地方紙の特色を挙げ、「赴任地のニュースなどを知っておくと、施設利用者との対話や地域でのビジネスに役立つ」と説明。また、玉石混交の情報に惑わされないために「複数紙を読み比べ、多角的な視点で物事を考えることが大切」などと語った。
新聞記事を切り抜き、壁新聞を作るワークショップも行った。
介護福祉士の七五三(しめ)勇治さん(36)は「新聞は知識を増やすだけでなくコミュニケーションを広げるツールにもなると教わり、読む習慣をつけていきたい」と話した。