海陽町大里の大里松原海岸で、体長約4メートルのサメの死骸が見つかった。県立博物館によると、国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているオナガザメ科の一種「ハチワレ」で、県内の海岸に打ち上がった記録はない。
23日午後1時ごろ、近くの自営業有田忠弘さん(60)が、波打ち際近くで動かなくなっているのを見つけた。有田さんは「大きさにびっくりした。大里松原海岸にサメが打ち上がっているのは初めて見た」と話した。
ハチワレは国内では太平洋の温帯、熱帯海域の表層部分から水深約700メートルに生息し、特徴的な長い尾びれを持つ。死骸は町が処分する方針。