徳島市とポルトガル・レイリア市の姉妹都市提携50周年を記念し、友好の歴史を各種行事で紹介する「ポルトガル&レイリア・ウィーク」(市、徳島日本ポルトガル協会など主催)が24日、徳島市の市シビックセンターで始まった。29日まで。
センターには半世紀の交流をまとめた年表や、レイリア城をはじめとするレイリア市の街並みの写真など約130点を展示。初日は晩年を徳島で過ごしたポルトガルの文人モラエスの著書「日本夜話『もみじ』」を題材にした講演もあった。
期間中、モラエスの作品の朗読会や、ポルトガルの民族音楽ファドのコンサートなどがある。
開幕式には関係者約40人が参加。レイリア市のゴンサーロ・ロペス市長が「かけがえのない関係を次世代の若者に受け継いでいきたい」とあいさつし、交流促進を訴えた。
徳島日本ポルトガル協会の桑原信義会長は「ポルトガルは街並みがカラフルで、人も親しみやすい。現地を訪れる人が増えたらうれしい」と話した。