乗車率が95%に上っている観光列車「四国まんなか千年ものがたり」=三好市

乗車率が95%に上っている観光列車「四国まんなか千年ものがたり」=三好市

 JR四国が大歩危―多度津駅間で1日から週末を中心に運行している観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の17日までの乗車率(運行日計10日)が95%に上っている。

 多度津から大歩危に向かう「そらの郷(さと)紀行」の乗車率が98・9%、折り返しの「しあわせの郷紀行」が92・1%で、合計95・5%。

 24日の定例会見で半井真司社長は「好調に推移している。そらの郷紀行は満席に近い状態だ」と話した。

 千年ものがたりは主に金、土、日、月曜に各1往復運行している。車両ごとに色が異なる3両編成の列車で、徳島、香川両県の旬の食材を生かした料理も楽しめる。

 沿線では、地域住民が観光列車の歓迎行事などに取り組んでいるのも特長。徳島県内では▽地酒の試飲体験(阿波池田駅)▽タヌキのキャラクターの踊りや特産品の販売(阿波川口駅)▽妖怪屋敷の妖怪による歓迎(道の駅大歩危)―など8件が行われているという。