20個入りの1箱が15万円で競り落とされた佐那河内村産「さくらももいちご」(JA全農とくしま大阪事務所提供)

 徳島県佐那河内村産「さくらももいちご」の初競りが28日、大阪市中央卸売市場であり、20個入りの1箱が過去最高の15万円で競り落とされた。これまでの最高額は昨年の10万円(16個入り)だった。

 JA徳島市佐那河内支所が例年より4日ほど早い27日に、20~28個入り計119箱を同卸売市場に出荷。28日早朝に行われた初競りには仲卸業者約50人が参加し、「フルーツキング」(大阪市)が最高値を付けた。阪神百貨店梅田本店(同)の店頭に並べられ、昼までに売れた。

 JA全農とくしま大阪事務所などによると、今季は比較的天候に恵まれて色つや、形状とも優れていることに加え、今年の日本ギフト大賞で都道府県賞(各県一つ)に選ばれたことにより年末の贈答品としての期待が高まり、高値が付いたとみられる。

 JA徳島市さくらももいちご部会の栗坂政史副部会長(45)=同村上=は「高評価をいただけたのは生産者だけでなく、農協や市場関係者ら多くの方々の協力のおかげ。これに満足せず品質向上を目指して今後も頑張りたい」と話した。

 さくらももいちごは高級イチゴ「ももいちご」の後継銘柄として2008年度から出荷。今季は約2・8ヘクタールで栽培し、来年5月上旬まで約80トンの出荷を見込んでいる。