任期満了に伴う三好市議選(定数22)は4月1日、告示される。新たに新人1人が立候補を表明し、最終的には現職20人、元職1人、新人6人の計27人が出馬の見込み。定数を5人上回る激戦が濃厚となった。市長派と反市長派が拮抗する現在の勢力図が変わる可能性があり、各陣営は活発に支持拡大を図っている。
地区別の立候補予定者は、池田町(3月1日時点の有権者数1万114人)が現職7人、元職1人、新人2人の計10人で最も多い。三野町(3858人)は現職4人、新人2人の計6人。山城町(3392人)は現職4人。1人が引退する井川町(3283人)は現職2人と新人1人。東祖谷(1220人)も現職2人と新人1人で、西祖谷山村(1001人)は現職1人。
出馬予定の現職は、市長派が9人、反市長派が11人。新人と元職の計7人では、1人ずつが市長派、反市長派の旗色を鮮明にしているほかは、現時点では中立としている。
党派別では、公明が1人で他の26人は無所属。共産は現職1人が引退するものの後任が決まらず、2006年の市発足以来初めて立候補者がいなくなる。
現在の市議会は市本庁舎整備と船井電機工場跡地整備の両事業を巡って賛否が分かれており、選挙での主な争点となりそうだ。
立候補の届け出は、1日午前8時半から午後5時まで同市池田町シンマチの市保健センター2階で受け付ける。投開票は8日。
3月1日時点の有権者は2万3868人(男1万1073人、女1万2795人)。