小野寺さんが植物性食品のみで作った料理やスイーツ=つるぎ町一宇

 つるぎ町一宇で農家民泊「古見茶屋」を営む小野寺未希さん(45)が、12月1日に植物性食品だけを使った料理を提供するカフェ「PIKI NIKI」を美馬市脇町のうだつの町並みにオープンさせる。訪日外国人のビーガン(完全菜食主義者)らを主なターゲットにしており、開店に向けて準備を進めている。

 料理には、世界農業遺産に認定された「にし阿波の傾斜地農耕システム」で栽培した野菜や雑穀などを使用。「タカキビとおからのハンバーグ」など日替わりの4品から3品を選ぶランチプレート(千円)と、2品を選ぶミニプレート(500円)がメイン。いずれもご飯か雑穀入り米粉パンを選べ、ランチプレートにはスープとサラダが付く。

 雑穀のアワで作ったプリンなどの日替わりスイーツや、一宇地区の山中で収穫したドクダミなど野草のブレンド茶も提供する。卵やバターといった乳製品を使わないスコーンもある。

 古見茶屋で宿泊したベジタリアンの外国人観光客から「徳島にビーガンフードの店が少なくて食事に困った」と聞いたのがきっかけ。うだつの町並みでゲストハウスを経営する知人に相談したところ、施設の別館を貸してもらえることになった。カフェは3月末までの試験的な営業で、評判をみて継続するかどうかを決める。

 営業は毎週日曜の正午から午後4時まで。1日は正午から大人千円、中学生以下500円(5歳以下無料)でビュッフェ形式のオープニング記念パーティーを開く。小野寺さんは「一人でも多くの人にビーガンを体感してほしい」と話している。問い合わせは古見茶屋<電080(8010)6254>。