那賀町海川の国道193号を車で走行中に落石事故に遭い重傷を負ったとして、海陽町の60代男性が国道を管理する県と国に約1432万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が29日、徳島地裁であった。県と国は請求棄却を求めて争う姿勢を示した。

 県側は答弁書で、事故現場では落石を確認できず、男性の車が国道から転落した原因ははっきりしないと指摘。「相当程度の速度を出し、運転操作を誤って転落したと十分に考えられる」と主張した。

 訴状などによると、落石事故は2016年9月26日午後8時半ごろに発生。男性の軽トラックは道路脇の斜面に転落し、腕や両足を骨折する重傷を負ったとしている。