石井町が発注した石井幼稚園改築実施設計業務などの指名競争入札を巡る談合事件で、徳島地検は29日、談合罪で徳島市の建築設計会社社長の容疑者の男(66)=阿波市=を起訴した。また、容疑者と共謀したとして、徳島区検は同日、入札に参加した県内の他の建築設計会社5社の入札担当者を談合罪で略式起訴。徳島簡裁は5人に罰金30万円の略式命令を出し、全員即日納付した。

 起訴状によると、被告は2017年4月と同年12月にそれぞれ行われた実施設計業務と監理業務の入札を巡り、指名された他の5社と共謀。自身の会社に落札させる目的で事前に各社へ電話連絡し、自社の入札予定価格より高い価格で入札するよう求めて談合した。5社の担当者は被告の依頼に応じ、談合したとしている。

 地検は全員の認否を明らかにしていない。一方、被告は10月21日の逮捕時から一貫して容疑を否認。今月28日に徳島簡裁であった勾留理由開示手続きでも「談合はなかった」と改めて主張していた。