八面神社農村舞台公演のチラシ

 那賀町の農村舞台で春から秋にかけて行われる人形浄瑠璃公演の皮切りとして、30日に同町西納の八面(やつら)神社農村舞台で公演が開かれる。ロックバンド・チャットモンチーの元メンバーで作詞家の高橋久美子さん(35)が出演し、人形遣いの勘緑さん=三好市出身=と共同制作した創作人形浄瑠璃の脚本を朗読する。

 高橋さんが朗読する演目は「老人と宇宙少年」。宇宙から自然豊かな場所を求めて日本の農村に移住してきた少年と、地元の老人との心の交流を描く。勘緑さんら木偶(もくぐう)舎のメンバーが人形を操り、高橋さんは鉄琴や太鼓を演奏しながら、老人と少年の二役を演じる。

 作品は過疎化が進み、農業や伝統文化が廃れていく状況にも警鐘を鳴らす。高橋さんは「農村舞台は自然に囲まれた中で感動を共有できるすてきな場所。もっと活用してほしいし、私もいろいろな農村舞台に出たい」と話している。

 そのほか、木偶舎は「伊達娘(だてむすめ)恋緋鹿子(こいのひがのこ) 八百屋お七火の見櫓(やぐら)の段」を現代風にアレンジした「テクノお七」を上演。那賀高校人形浄瑠璃部は「寿えびす舞」、地元の丹生谷清流座は「壺坂観音霊験記」を披露する。

 八面神社の他に公演が予定されているのは拝宮(5月28日)、辺川神社(9月24日)、北川(10月1日)、鎌瀬(11月5日)、坂州(同22日)の各農村舞台。日程は変更される場合もある。問い合わせは町農村舞台再生協議会事務局<電0884(62)1106>。