商店街の桜並木でゆったりと花見を楽しんで-。徳島市の東新町一丁目商店街振興組合が4月7、8の両日、「桜まつり」と銘打ったイベントを初めて開く。見頃を迎えた山桜の木を商店街に並べ、中心市街地にいながら観賞を楽しめる空間を演出する。
山桜は県内で間伐されたものを使い、商店街西側の入り口周辺に配置。赤い毛せんと椅子を並べて花見スペースを設ける。「桜ステージ」と名付けた特設ステージでは阿波踊りや腹話術、ハープの演奏会などを不定期に催す。隣にはピアノ専用ステージを設けて生演奏も行う。
7日午後1時からは紙芝居ボランティア「おしゃべりくまさん」による特別公演があるほか、阿波踊りと鳴り物の体験会も随時開催。ステージへの飛び入り出演も可能で、来場者と共に花見を盛り上げる趣向だ。
期間中は一部の空き店舗でハンドメイドショップも開く予定。シャッターが閉まっている店の前には山桜を飾って商店街全体を華やかに彩る。
両日とも、午後2時から先着100人に中華まんが振る舞われる。7日午後2時ごろに稚児行列が商店街を通るほか、8日午前10時~正午には、花嫁衣装を身にまとった子どもたちによる抹茶のお接待がある。
商店街にかつてのにぎわいを取り戻そうと企画した。両日とも午前10時~午後8時。問い合わせは桜まつり本部<電090(3185)5275>。