小松島市と勝浦郡、阿南市の一部を所管するJA東とくしまが、2019年4月に県内15JAと関係団体を一つに統合する1JA化に参加しないことが1日、分かった。不参加を決めたJAは徳島市、大津松茂、里浦に続いて4団体目。有力JAの相次ぐ不参加決定で、統合構想は軌道修正が避けられない見通しだ。

 東とくしまは4月28日、小松島市の本所で理事会を開催。理事29人中28人が出席し、全会一致で不参加を決めた。荒井義之組合長は徳島新聞の取材に対し「(東とくしまで)改革を進めているさなかであり、まだやり切っていない現状で統合に参加するのは時期尚早だとの意見が強かった」と話した。

 東とくしまは3月、管内4地区で組合員の代表者向けに統合の説明会を開催。4月11~13日には4地区それぞれで理事・監事に対する意思確認の会合を開いたところ、いずれも「時期尚早」の意見が多かったため、理事会を開いて不参加を正式決定した。

 東とくしまは15年度末時点の正組合員数が7788人で県内JAで4番目に多い。コメとキュウリ、ミカンが主産物で、産直市の拡充やコメの直販、特別栽培米の増産など独自の改革を進めている。

 4JAの不参加決定を受け、JA徳島中央会は、統合に向けて各JAの組合長や関係団体の代表でつくる「新JAグループ徳島研究会」の緊急会合をゴールデンウイーク明けにも開く。会合では今後の方針を話し合う予定だが、構想見直しの議論は避けられないとみられる。

 1JA化は組織体制の基盤を強化し、スケールメリットを生かして営農指導や販売、購買などで新たな取り組みを進めるのが目的。各JAは従来の管轄エリアで地区本部に移行し、独立採算制で事業展開する。16年6月に徳島中央会の中西庄次郎会長が1JA化の推進方針を表明した。